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シザーリストのはさみ講座

1.お客様ごとに、ハサミを拭きましょう!

現在のシザーズは新しい鋼材等の開発、使用、また、ベアリング等…回転摩擦係数を改善することにより、一昔前のシザーズよりは遥かに永切れをするようになってまいりました。
しかし、油分、細やかな埃、水の膜、刃の多数開閉による刃先の摩耗等で、かえり刃などの症状が出て切れなくなったり、毛が逃げるようになったりしています。
それを防止するためには、皆様ご自身がセーム革や研磨布等で正しく拭いていただくことが重要です。

お客様から「いつ拭くのが一番いいのですか?」「正しい拭き方ってどうするのですか?」などのお声を度々いただくことがあります。
いつ拭くのかに関しては「お時間があればいつでも・・・」と申し上げても、なかなか拭けないことだと思います。

スタイリストの方の場合、例えばAのセット面で仕事をしていて、Bのセット面でもお客様対応する場合、絶対にAのセット面のお客様の毛髪を付けたままのシザーズでBのセット面のお客様に対応しないようにということをアドバイスさせていただいております。
一人のお客様の髪を切った後、そのまま次のお客様の髪を切ったり・・・
というようなことを知らずにしていませんか?
お客様が変わるたびにシザーズの手入れをしていただくことは衛生面だけでなく、シザーズを調子よく使用するためにも基本的なことです。

シザーズに毛髪が残っていて汚れていたり、ウェットで切った後シザーズに毛髪が付着した場合はその都度拭いてください。
1日の仕事が終了して、サロンを後にされる時のシザーズの状態は次の状態であることをお勧めします。

  • 水分をシザーズに残していない。
  • 毛髪を付けた状態で放置しない。
  • シザーケースの中に残っている毛髪を処理して乾燥させる。

常に手入れされた道具はかえり刃を寄せ付けず、常にスムーズな開閉となり、当然毛髪にもやさしく、「切られて痛かった!」「毛がひっかかって引っ張る!」等のクレームを極力少なくし、
美容師様の技術を最大限に引き出します。

皆様のためにも、お客様のためにも、道具のためにも「シザーズを拭く」という作業を必ず習慣づけてくださいますようお願い申し上げます。

拭き方についてはこちらをご覧ください。(動画)
★メガネタイプシザーズの拭き方
★段違いタイプシザーズの拭き方

2.ネジの形状、勘違いしてませんか?

ネジの形状・・・勘違いしていませんか?
メインシザーズのネジの形状、まさか埋め込みネジがいいと思ってませんか?

メインシザーズのネジの形状は手回しネジか、昔ながらのドライバーネジがいいんですよ!
ドライカットの柳刃、笹刃、カーブシザーズは埋め込みネジがいいんですよ!

セニングシザーズはほとんどの皆さんがメガネタイプを使ってくださっていると思います。だから埋め込みネジがいいんですよ!

セニングシザーズは表と裏を使い分けるので、絶対に埋め込みネジかドライバーネジがいいんですよ!

メインシザーズは手回し!
なぜかわかりますか?

埋め込みネジは本体を深く彫りこんで板バネ、ネジを頭に入れるわけです。
当然、本体の底が薄くなるわけです。
手回しネジは無垢の本体の上から板バネをかぶせ、大型のネジで締め込みます。
厚いスライスもパンパン切れるわけです。

世の中の高級シザーズメーカーが手回しネジを使うでしょう?
ナルト
フジ
ハイネッタ
ロイヤルマスターシザーズ
当たり前のことなんですよ!
けれど、ほとんどの方が分かっていなかったでしょう?

シザーケースに入れやすいのは確かに埋め込みネジなんですが、シザーズの剛性感、力強さ、自己メンテナンスのしやすさを考慮してメインシザーズは手回しネジを選んでくださいね。
大量に出来上がるシザーズには埋め込みネジが多いのも、事実かもしれません。

メインシザーズ以外なら埋め込み、セニングのメガネタイプは埋め込み、セニングの段違いは手回しでも埋め込みでも大丈夫!・・・いろいろあるでしょう?
覚えておけばよいですね!
まあ、すべてがあてはまるとは限らないので、その点はご理解ください。
さあ、いい道具をみつけましょう!